2.2 尊敬語の定義、作り方
定義:話題中の動作や状態の主体が話者よりも上位である場合に使われる。動詞、助動詞、形容詞の語形変化を指すが名詞の語彙を変えることも尊敬語に含む場合がある(例:だれ→どなた)。
作り方:動詞の語形変化には以下のような方法がある。
語彙自体を変える例:いる・行く→いらっしゃる、食べる→召し上がる、見る→ご覧になる、する→なさる
お / ご~になる例:掛ける→お掛けになる
お / ご~なさる例:掛ける→お掛けなさる
お / ご~です例:掛ける→お掛けです
れ / られ例:掛ける→掛けられる
形容詞・形容動詞の語形変化には語の前に「お / ご」を付ける。
忙しい→お忙しい、多忙→ご多忙
2.3謙譲語の定義、作り方
定義:話題中の動作の客体(間接的である場合もある)が話題中の動作の主体よりも上位である場合に使われる。そのため謙譲語は話題中に2人以上の人物が登場しなければならない。動作の主体を謙(へりくだ)す言い方であり、主体=話し手の場合には自分が謙ることになる(卑しめるという意ではない)。
作り方:語形変化には以下のような方法がある。
語彙自体を変える 行く→伺う、見る→拝見する、する→致す
お / ご~する 掛ける→お掛けする、相談する→ご相談する
お / ご~頂く・申し上げる 買ってもらう→お買い頂く、辞退する→ご辞退申し上げる
名詞に関しては規則的に謙譲語を生成することができないが、下記のような例がある。
品→粗品 贈り物→つまらない物妻→愚妻(同様に愚息、愚兄、愚弟、愚妹) 自分の子→豚児(但しここまで卑下するのは当人の自尊心を傷つける事にも繋がるので控えるべしという意見がある)
著作→拙著 理論→拙論 当社→弊社、小社 日语论文敬语误用探析-以尊他语和谦(2):http://www.751com.cn/yingyu/lunwen_38315.html