羅聖豪は「论汉语谚语」 という文章で、内容と形式の二つ方面から、中国語のことわざの歴史と定義について論じた。白新輝は「动物谚语中的社会文化研究」 という文章の中で、人類は動物の生理属性を研究すると同時に、動物に社会属性を与えたことを指摘した。
馬心丹と李梨が書いた「日语谚语的深析」 という文章の中で、代表的な日本語のことわざを選んで、言語学の視点から、諺のリズム、韻律、修辞の特徴、日本古典文法が残っている現象、句の成分の省略などについて分析した。
万玲玲は「从动物谚语的比较看中日审美观的异同」 という文章で、中日動物に関することわざを対比することによって中日の美意識の差異を論述した。
華東師範大学の諸佳婗は「中日谚语对比」 という論文で、「馬」、「虎」、「犬」、「鳥」を含んでいることわざを比較して、中日両国諺のあらわしと文化の違いを明らかにしたうえに、この四つの動物のイメージと特徴をまとめて研究した。
岸本あゆみは「諺の再考--諺から読み取る動物の多面性」 という論文の中で、動物を「野生」と「家畜」に分類してことわざと慣用語を考察した。「野生動物にしても力の差がある。しかし、かれらは自分の能力を使って生きていく様子が人間の処世原則としてことわざに通じて反映されていた」ことを挙げて分析した。また、「家畜」については人間は「使える」かどうかによって評価するということが諺で多く見られるので、作者は例を挙げて説明した。
以上の先行研究をまとめて見ると、動物に関することわざに対する研究はあるが、中日動物に関することわざの対照研究、特に文化の面からの研究は少ないようである。従って、本論文はこのような方面から中日動物に関することわざの対照研究することにした。 从动物谚语看中日文化的异同(2):http://www.751com.cn/riyu/lunwen_47518.html