例えば、渡辺友左が『隠語の世界』という本の中にこう書いた、職場語・職業語・専門語としての忌詞―斎宮忌詞・山ことば・沖ことばなどを論じた。斎宮忌詞・山ことば・沖ことばの定義とそれぞれの忌み言葉とそのかわりに用いたことばについて詳細に記述された。
さらに、柳田国男は民族調査に基づき、『禁忌習俗語彙』と『総合日本民族語彙』という本を掲載した。この本は日本各地の忌み言葉を収録したものである。そちらの本を読んだ後、日本人の生活状態と習俗文化を探求したのである。 源^自·751·文.论,文'网]www.751com.cn
そのほか、楳垣実の『日本の忌み言葉』が全面的に日本の忌み言葉について考察を行った。また、忌み言葉の起源についても考察した。しかしながら、忌み言葉は日本人の祖先の仕草や考え方と、密接に結ぶように思える。したがって、日本人の信仰や生活を理解しようとする場合、これを研究する必要がまだあると考えられる。
中国の学者任騁は著書『中国民間禁忌』には具体的に中国の禁忌を論じた。任騁は序論の部分で、禁忌概念、分類、定義、由来、特徴、機能と体系を詳細に述べた。また、人体成分、結婚、出産、赤ちゃん、食べ方について論じた。特別なことは、任騁は禁忌の三つの機能を総結している。それぞれは自我保護機能、心理麻痺機能、社会整合機能である 。
万建中は『中国民間禁忌習俗』を書いた。この著書で万建中は禁忌の社会機能を論じた。人間と自然の関係を調和する機能、神聖的な時間秩序を守る機能、社会分類体系を強化する機能、各民族の習慣を尊敬し、支持する機能である。
2 忌み言葉の概念
2.1忌み言葉の定義
日本語のうち、禁忌の表現についてのは「タブー」や「物忌み」などである。それと同様に禁忌語彙が「忌み言葉」、「タブー表現」という用語である。忌み言葉を討議するにさきだって、まず「タブー」と「忌み言葉」の違いを分かる。
タブーはポリネシア語で、二つの部分に分けられる。taは徴づけられたものとともに、buは「強く」を意する。すなわち「強く徴づけられたもの」を指すという意である。タブーとは超自然的な危険な力を持つ事物にたいして、社会的に厳しく禁止される特定の行為である。触れたり口に出したりしてはならないとされる物・事柄である。ほかの定義することもできる。タブーはもともとは未開社会や古代の社会で観察された、何をしてはならない、何をすべきであるという決まり事で、個人や共同体における行動のありようを規制する広義の文化の規範である。
18世紀末にジェームズ・クックが旅行記において、ポリネシアの習俗を紹介する際に用いたことから西洋社会に伝わり、その後世界各地に同様の文化があることから広まった。禁忌という訳語も用いられる。躾などを通して社会を構成する個々人の道徳の伴っていることも多いが、社会秩序の維持のためとして時の為政者に作為的に利用される危ういさも孕んでいる。
从禁忌词汇看中日文化的差异(3):http://www.751com.cn/riyu/lunwen_56059.html