摘要《竹取物语》作为日本最早的物语文学,开拓出日本文学史上“物语”这一新的体裁,具有极重要的研究价值。公元7世纪,道教的神仙思想随着遣唐使、遣隋使传入了日本。《庄子》作为体现神仙思想的代表性著作,对《竹取物语》影响深远。本课题拟以《竹取物语》和《庄子》为研究文本,以作品创作的时代背景为理论依托,探寻《庄子》中道教神仙思想对《竹取物语》的影响,比较分析两者之间的关联性和差异性,从而探究中日两国古代文学中神仙思想的基本内涵,进一步深入理解古代日本对中国道教思想文化的继承和发展。49119
毕业论文关键词 竹取物语 庄子 神仙思想 道教文化
毕 业 论 文 中 文 摘 要
テーマ 『竹取物語』における神仙思想 『荘子』からの影響
要旨『竹取物語』は、日本最古の物語と伝えられ、「物語の祖」とも言われる。公元7世紀ごろ、大量の中国の文学と共に、中国道教の神仙思想も日本に広まった。『荘子』は神仙思想の一つの代表作品であり、初めて「仙」と「道」を結びつけて、道教学説と神仙思想の発展を促進した。『竹取物語』は平安時代初期の十世紀ごろ成立したと考えられ、全文から見れば、羽衣・不死の薬・天に昇るなど神仙思想に関する内容が多い、道教の神仙思想からの影響を受けたことが見られる。本文は神仙思想の代表作品『荘子』をめぐり、『竹取物語』における神仙思想について、中国道教文化からの継承・変化・発展、あるいは日本化の内容を研究してみると思っている。
キーワード 竹取物語 荘子 神仙思想 道教文化
目 次
1 绪论 1
2 『荘子』からの影響――関係内容の共通点について 3
2.1 『荘子』との直接的関係について 3
2.2 『竹取物語』と『荘子』の神仙形象について 3
3 『荘子』からの継承――人物性格と思想の共通点について 6
3.1 かぐや姫と荘子の性格について 6
3.2 「長生」に対する態度について 6
4 『荘子』からの変化と発展――異なる所について 10
4.1「昇天」に関する異なる表現 10
4.2 神仙思想からの独特な発展 11
结论 13
致谢 14
参考文献15
1 绪论
はじめに
『竹取物語』[1]は日本最古の物語と伝えられ、「物語の出て来はじめの祖」[2]と『源氏物語』「絵合」巻に記されているごとく、現存する物語文学の始祖とも言われる。『竹取物語』は通称で、『竹取翁の物語』とも『かぐや姫の物語』とも呼ばれた。『竹取物語』の成立年は明らかになっていないし、作者についても不詳である。原本は現存しないが、10世紀成立の『大和物語』や『宇津保物語』、11世紀成立の『栄花物語』や『狭衣物語』などに、ほぼ現存のテキストがそれ以前に成立していたことを示す引用や『竹取物語』への言及がある [3] ので、さらに、『源氏物語』「絵合」巻に記載されたものからみれば、『竹取物語』が遅くとも平安時代初期の十世紀半ばまでに成立したと考えられ、仮名によって書かれた最初期の物語の一つである。
『竹取物語』には、罪を償うために地上に降ろされた天人としてのかぐや姫をめぐる竹中誕生譚、五人の貴公子の求婚難題譚、帝の妻問い、かぐや姫の昇天など、多様な要素が含まれている[4]。特に、中国の道教・仏教や儒教などに関する思想の影響を受け入れたことが指摘されている。例えば、『竹取物語』の中の「蓬莱」「不死の薬」「天竺」「前世」などは道教の神仙思想や仏教の因果応報[5]などを明らかに表している。