「昔から人々の間で言いならわされた、風刺、教訓、知識、興などをもった簡潔な言葉。」
「昔から人々の生活の中で言い慣わされてきた,知恵や教訓や風刺の意を込めた短い言葉。」
以上は私が片付けたことわざの定義である。その中で私はどの辞書でもことわざの解釈はだいたい同じで、定義のたくさんの共通を発見した。それによって、以下のことわざの基本的な特徴を整えた。
1ことわざは昔から言い伝えられてきた。
2人々の長期の労働や生活の経験を総括した言葉。
3分かりやすい言葉で生活の教訓、風刺、知恵を伝えた。
4形式は短く、簡潔である。
自然観は人々が自然界の認識である。自然界の物事、自然の法則、人と自然との関係などの見方を含む。
3 諺と自然の関係
日本のことわざは日本の自然環境、歴史、経済、風土、風俗及び宗教信仰などの影響を受ける。特に、自然との関係は密接である。ご存知のように、日本は島国で、領土が南北に細長い。自然は日本に豊かな資源を与えて、森林被覆率が高く、魚類資源と植物の種類が豊富で多様性に富む。ほかには、大陸の東側と大洋の西側に位置して、大陸性気候と海洋性気候がここで交差して、大部分は温帯季節風地域で、四方は海で囲まれて、気象はなかなか大きくて変化して、ある海岸は暖流の影響を受けて、温和湿潤な気候を形成して、四季の景観の変化がはっきりしている。こんな気候の影響を受けて、日本は一年で天気がよく変わって、不規則性である。それから、日本ではいろいろな火山があって、地震、台風や津波が頻発する。だから、日本人が自然の変化に注目する。自然に入念な観察を通じて、たくさんの生活観念、経験や教訓を総括する。そして、ことわざの形式でこれらの観念を今まで伝わる。だから、日本のことわざの中で、動物植物から自然現象までさまざまな自然に関する内容がある。それから、日本のことわざも日本人の自然に対して見方を含んで、ことわざから、日本人の自然観を見ることができる。
4 諺に見られる自然観
4.1 自然への崇敬
自然は日本に豊かな資源を与える。日本は海に囲まれて、天然の漁場があって、森林被覆率が高く、植物の種類がさまざまである。しかし、自然は同時に災難を持ってきて、日本ではいろいろな火山があって、地震、台風や津波が頻発して、日本人は大きな被害を受ける。したがって、日本人は自然に危惧がある。「大自然は慈母であると同時に厳父である。」人々は慈母のような自然の慈愛と恵みを楽しむと同時に、厳格な父親のような自然の厳しい試練に耐えて、自然に従うことは必要である。だから、日本人は自然に崇敬する。日本のことわざはそれを見ることができる。
日本人は自然に愛して、自然の変化を注目する。日本のことわざの中では人々の周りでよく見る動物や植物などの習性と自然現象の変化に細やかな描写がたくさんである。そして、たとえのやり方で、熟知される平凡なものを通して言いあらわしたい思いを生き生きと伝達できる。例えば、「秋の日は釣瓶落とし」とは秋の日は釣瓶のように速く落とす。「夕虹、百日の日照り」の意は夕方に出る虹は晴れの続く前兆である。ほかには、「瑞雪は豊年の兆し」というはタイムリーに雪が降ることは来年の豊年を前もって示し、来年の農作物が豊作になることを兆す。「魚が水面に出て呼吸していると雨」というのは魚が水面に浮いて呼吸していることを見れば、すぐに雨が降ることを示す。「嵐の前の静けさ」は嵐の到来の前に、周囲はとても静かで、重大な事件が起こる前に不気な静けさがあることをたとえる。以上のことわざではたくさんの自然の物事、現象を含んで、自然の規則を深く観察して、日本人の自然への深い愛をあらわす。日本語ではそのようなことわざがたくさんある。