摘要《1Q84》是日本作家村上春树于2009年开始发表的一部长篇小说,并以村上春树极少使用的第三人称的视角叙述男主人公“天吾”和女主人公“青豆”十岁那年分离后相隔二十年相互寻觅对方的故事。但是,这并不是一个简单的爱情故事,而是包含了很多社会现实因素的综合小说。作品一发行,便成为舆论的焦点,在学术界引起了激烈的争论。51716
村上春树是日本少有的能把现实世界与非现实世界成功结合并将其完整呈现出来的作家。为了构建一个不同于现实世界的异界,《1Q84》运用了大量的意象,这些意象的描绘充分展现了这部作品的象征艺术。两个月亮、小小人等不存在于现实世界中的事物贯穿全文,赋予故事以神秘色彩与新颖感,成为这部作品的亮点。通过异界,作品成功描绘了故事背景、主人公的人物性格、人生经历,展现出多重的善恶观与矛盾的性爱观,讲述了主人公的救赎之路。
本文试从《1Q84》的“异界”这一切入点来探讨主人公的救赎之路。在绪论部分
主要介绍小说的情节梗概,以及国内外学术界对这部作品的研究现状。正文分为三章,主要围绕小说中的非现实世界和现实世界的联系,解读主人公的善恶观和性爱观,从而找到救赎之路。
第一章简要说明《1Q84》,并以非现实世界出现的意象为切入点,分析意象的象征意义。
第二章论述青豆和天吾的性格、家庭背景、人生经历以及善恶观与性爱观,体在异界的背景下的主人公的孤独与迷茫。
第三章论述探寻主人公的救赎之路。通过异界,主人公青豆和天吾找到真实的自己和深爱的彼此。爱作为强大的力量,让他们从精神束缚中脱离出来,从容易让人失去自我的异界中逃离出来。
毕业论文关键词:异界 意象 善恶观 性爱观 精神束缚 爱 救赎
異界から見る『1Q84』の主人公の救い
要旨『1Q84』は日本の作家、村上春樹が2009年に書き上げた長編小説である。村上があまり使わない第三者の視角で、主人公の天吾とヒロインの青豆が十歳の時に別れてから二十年ぶりにお互いを探し合う物語である。しかし、それは簡単な恋の物語ではなく、多くの現実的な社会的な要素を取り入れた総合小説であると思われる。作品が刊行されてまもなく、世論の焦点になり、学術界でも激しい争論を引き起こした。
村上は、現実的な世界と非現的な世界を結んで表すことができる日本でも珍しい作家である。現実的な世界に違った異界を作るため、『1Q84』は大量のイメージを運ている。そのイメージは十分に作品の象徴の芸術を示している。二つの月、リトル・ピープルなどの現実世界に存在していない物事を全文に貫いており、この物語に神秘的な色合いとユニークな感じを与えてハイライトに仕立てている。異界を通じて、この作品の物語の背景、主人公らの性格及び人生の体験を描き出し、多元的な善悪観と分裂的な性愛観を表し、主人公らの救い方を述べた。
本稿は『1Q84』の異界から主人公らの救い方を検討してみたい。
本稿は三章に分けて、小説での非現実的な世界と現実的な世界との関わりを述べ、主人公らの善悪観と性愛観を分析し、主人公らの救い方を解説する。
キーワード:異界 イメージ 悪善観 性愛観 精神的な囲い込み 愛 救い
目次
1.はじめに 4
1.1『1Q84』について