要旨「もの」と「こと」は日本語の初心者にとってはよく使い分けにくい。私もよく「もの」と「こと」を使い間違えたので、今度の卒業論文をきっかけに、「もの」と「こと」と異同点を明らかにしようと思う。本文では、「もの」と「こと」との類似点から書き始め、「もの」と「こと」との違うところにウエートを置く。私は比較という方法を通じて、「形式名詞」、「実質名詞」、「慣用表現」などの角度から論文を展開した。60795
キーワード:もの;こと;形式名詞;実質名詞;慣用表現
摘要日语中的「もの」和「こと」对于日语初学者来说是比较难以区分的。我也曾在刚开始学习日语的时候将两者搞混,因此借着此次毕业论文的机会,想要将这两者的相似和区别之处区分开来。在正文中,我将会从 「もの」和「こと」的相似点开始进行论述。但是论文的重点将会放在 「もの」和「こと」 的区别之处。在整篇文章中我都将采取比较的方法进行论述。本文从“形式名词”“实质名词”“惯用表达”等角度对「もの」「こと」这两者的异同点进行仔细论述。
毕业论文关键词:もの;こと;形式名词;实质名词;惯用表达
謝辞 I
要旨 II
摘要 III
1 はじめに 1
1.1論文を書く目的 1
1.2先行研究 1
2 「もの」と「こと」との類似点 3
2.1形式名詞としての類似点 3
2.2助詞のような類似点 3
3 「もの」と「こと」との違い 4
3.1実質名詞としての違い 4
3.2形式名詞としての違い 4
4 「もの」と「こと」の慣用表現の比較 7
4.1「ものだ」と「ことだ」との違い 7
4.2「ものがある」と「ことがある」との違い 8
4.3「〜というものだ」と「〜ということだ」との違い 9
4.4「もの」特有の慣用表現 10
4.5「こと」独自の慣用表現 10
5 終わりに 12
参考文献 13
1 はじめに
1.1論文を書く目的
最初日本語を勉強した時は、「もの」と「こと」との使い方でひどく悩んだのである。それに、言語学に興を持っているので、今度の卒業論文をきっかけに、その二つの用法を徹底的に研究しようと思う。今回はこの四年間勉強した知識を活かし、先輩の方々の研究を踏まえ、「もの」と「こと」との相違点を研究した。「もの」と「こと」を使い間違えるのは、「もの」と「こと」には類似点があるからである。それゆえ、本文は「もの」と「こと」との類似点から書き始めた。しかし、本文のウエートはその二つの違うところに置いた。
本文では、比較という方法を通じて「もの」と「こと」との相違点の研究を展開した。そして、「もの」と「こと」との類似点の部分では、「形式名詞」などの角度から比較を進んだのである。その二つの違うところでは、「実質名詞」、「形式名詞」、「慣用表現」などの角度から研究を展開した。第4章には、「もの」と「こと」それぞれ独自の慣用表現を挙げた。