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2 ジャニーズ事務所の起源
ジャニーズは今や、歌や踊りだけでなく、バラエティーなどのお笑いの要素も高い。王子様であったアイドルからお笑い要素をもつアイドルへと変わり、ドラマやバラエティー、映画、CM など多方面で活躍するようになっても、送り手のジャニーズアイドルおよびジャニーズ事務所は、受け手のジャニーズファンのニーズや時代に応え続けている。そして、より多くのジャニーズファンを獲得するために、ジャニーズ商法や戦略を採用した。アンケート調査によると、「ジャニーズタレントを好きという気持ち＝ジャニーズタレントが好きなものを好きになりたい」というファンの心理性向がある。
2.1 ジャニーズ事務所の発展史
1991年、ジャニーズ事務所が設立してから29年目、その歴史に新たなる大きな足跡を刻んだスーパーグループが誕生した。それは「Can't Stop!!-LOVING-」でデビューした「SMAP」である。SMAPのSはSports、MはMusic、AはAssemble、PはPeopleの頭文字である。デビューする前に注目度が高かった彼らは、デビュー前にもかかわらず、その年の元日、日本武道館において1日3回公演を実施し、全て満員という快挙を成し遂げた。そのとき、香取さんは練習中に負ったケガのせいで、松葉杖をついて登場した。SMAPのヒットソングといえば、「HeyHeyおおきに毎度あり」「がんばりましょう」「青いイナズマ」「SHAKE」「ダイナマイト」「夜空ノムコウ」などたくさんの曲である。なかには、2003年、ジャニーズ事務所史上最大のヒットを記録し、日本を代表する曲となったのが「世界に一つだけの花」である。その売り上げは、258万枚を記録し、まさに全国民に支持される大ヒットソングとなり、2006年には音楽の教科書にも採用された。また、今まで行うコンサートの中で観客動員数がなんと累計1000万人を突破するという偉業を達成した。