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    張朝暉(2009)『日语惯用句的误用分析』(『日语学习与研究』)という論文は日本語において中国人が使い間違えやすい慣用語の例を幾つ挙げて、分析して、正しく使えるように指導した。

    日本では、外国の日本語勉強者の日本語誤用分析についての研究も多い。

    吉川武時(1997)が外国人の日本語誤用分析を「誤用のとは」「誤用の種類」「誤用の原因」「誤用の生じやすい分野」「誤用の対応」「誤用の応用」に取り込んでいる。

    森田良行(1985)『誤用文の分析と研究―日本語学への提言』という本の中で、「発想に関する誤用の問題」「表現に関する誤用の問題」「語義に関する誤用の問題」「語の使い方に関する誤用の問題」「文型に関する誤用の問題」「動詞の自他に関する誤用の問題」「受身表現に関する誤用の問題」の七章から例を通じて外国人の日本語学習者が犯しやすい誤用を分析した。

    今まで使い間違えやすい言葉の研究対象は主に外国人だが、中国で日本人を対象として言葉誤用の研究は少ないようである。この度、この論文は日本の調査データを基づいて日本語母語者を中心に取り込んでいる。その原因を分析する上、自分なりの意見を提出しようと思う。そして、言葉誤用の現象から言葉の発展を感じてゆく。

    1.3言葉誤用の定義

    誤用とは本来の用法と違った用い方をすること。間違った用法である。言葉の誤用とは言葉遣いの乱れ或いは本来の習慣、文法ルールなどに相違する用法である。

    明らかに規範から外れていて、普段の場合に認められない表現のしかたは、誤用と呼ぶべきものである。誤用には、ある個人のある話の場合における臨時的な用法として、一回だけ表れたものや、ある個人お話癖として、その人物の表現の一定の言葉的な環境において繰り返して現われるものなどがあるであろう。また、誤用には、ふといった言葉の中に含まれていて、後でそれと指摘されれば自分でも誤用だとわかるものと、自分では正しいと信じて言っていて、側から指摘されてもなかなか誤用だとは納得しないものとがあるであろう。源^自·751·文.论,文'网]www.751com.cn

    2 よく間違った意で使われた言葉

    日本人の生活において、普通に会話の中で、最初から自分が言いたいことと相手が話したいことが多少分かっているから、きわめて正確な言葉を使わなくても、会話が順調に進める。実際には普段使っている言葉で間違った意で使われた言葉が常にある。しかも数多くの言葉の誤用率はかなり高いである。こちらで、その例をいくつ挙げる。

    2.1ハッカー

    現代社会において、コンピューターが非常に重要な存在である。しかし、それと同時に、個人情報、会社の秘密データとかの保護も厳しくなってゆく。データが見当たらなくて、盗まれたとき、人はよく「それはハッカーの仕業だ」と考える。「ハッカーにやられた、ハッカーが悪さばっかりしやがって」と思われている。それは間違っている。ハッカーはコンピューターで悪さをする人限った言葉ではない。ハッカーの本当の意はコンピューターやネットに詳しい人である。その方面で高い技術を持っている人への尊敬を表すために「ハッカー」という言葉を使う。ちなみに、コンピューターで不正行為をする人は「クッカー」と呼ぶ。

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