例:飛び跳ねる、泣き濡れる、言い当てる、曲がりくねる、見守る、突き止める、食い下がる、切り回す、待ち望む、泣き叫ぶ、出入るなど
さらに、彼は語彙的複合動詞を5種類の構成パターンに分けた。
(1)他動詞+他動詞:追い払う、引き抜くなど
(2)非能格自動詞+非能格自動詞:言い寄る、飛び降りるなど
(3)非対格自動詞+非対格自動詞:立ち並ぶ、生え変わるなど
(4)他動詞+非能格自動詞:探し回る、待ち構えるなど
(5)非能格自動詞+他動詞:泣き腫らす、笑い飛ばすなど
ここの「非能格自動詞」「非対格自動詞」という用語は影山が「非対格性」という概念を日本語に取り入れたものである。彼は動詞を他動詞、非能格自動詞、非対格自動詞に分類した。