『国語学大辞典』には「他国の言語体系の資料(語句文字等)を自国語体系に借り入れて、その使用が社会的に承認されたもの。借用語とも呼ぶ」とある。
『学研国語大辞典』には「外来語は、外国の言語から入ってきて同化し、その国のことばのように使われる語。日本語における『コーヒー』『テーブル』など。借用語。輸入語」と書かれている。文献综述
『日本国語大辞典』には「「ある国語に、外国語から取り入れられて、本来の語と大差なく用いられるようになった語。日本語の場合、多くの漢語も含まれることになるが、普通はこれを含めないで、主として室町時代以降、欧米諸国から入ってきた語をいう」とある。
つまり、日本の外来語は外国から流入した言語が日本で社会的に承認され、よく使われるようになった言葉なのである。
1.2先行研究
小説に現れる外来語を研究するためには、外来語の意を正確に理解する必要があるが、辞典に書かれている外来語の定義以外の専門分野の作品に書かれている定義は、以下のとおりである。
石綿敏雄の『外来語の総合研究』では、「外来語のなかには西洋の言語からのものと東洋の言語からのものの二つの種類があるということになる、外来語は外国からきたことばだという理屈からいえば、このほうがすじがとおっている。」とする。
顾海根の『日本语概论』では、外来語とはは何か、日本はいつから外来語を受け入れたか、どんな時期に分けられるか、日本はどうして外来語を多く吸収したかなどの疑問に答えている。中でも「どんな時期に分けられるか」については、日本が外来語を受け入れた時期を三つに分け、第一期は16世紀の中ごろから17世紀の中ごろ、第二期は明治維新から第二次世界大戦、第三期は戦後から現在までとする。そして、特に第三期に外来語の吸収はその数も、その範囲も第一と第二期をはるかに追い越したと指摘した。
石野博史の『現代外来語考』には外来語の各分野に占める割合が書かれている。日本語全体の外来語の占有率は、語彙の12%に至り、分野別には住宅分野で67%、スポーツ分野で76%、飲食分野で84%、美容分野で86%、ファッション分野で97%に至っている。この数値を見ると、外来語は日本語において重要な役割を果たし、人々の生活にも深く入り込んでいることがわかる。
どうして日本語は、多くの外来語を吸収し、自国語として定着させられるのかについては、李惠清の『日语外来语与日本经济文化的发展』と李小俞の『从外来语看日本文化的特点』が、ほぼ同じような指摘をしている。それは「開放性」だった。日本の歴史を見渡すと、日本の文化は異文化への開放度が高く、各時期の先進国の優秀な文化を吸収し、発展した。日本語の特徴は、先進国の文化を吸収し、自国文化を絶えず改造することで、時代に合う新しい要素と活力を産生できることであると説明している。日本人は一度ほかの国や民族がある方面で強いと思ったら、一心不乱に勉強する。例えば、大化の改新が隋唐文化を吸収したように、或いは明治維新が欧米文化を吸収したように、また、第二次世界大戦での敗戦のときの米国から文化を吸収したように、日本人の自発的な学習態度も、日本の開放性の特徴を示すと言ってもいいであろう。源:自*751`%论,文'网·www.751com.cn/