そこで、本研究では、比較研究という観点から中日両国の幼児教育について研究することで、遊びにおける中日両国の共通点と差異点を発見する。これによって、中国の幼児教育に建設的な提案をする試みである。
2 中国と日本の幼児教育の定義
2.1中国の幼児教育の定義
幼稚園の規定(中国教育委員会1996年)の第4条に従って幼稚園に入れる子供は3歳から6歳までの子供である。幼児教育は子供が3歳から6歳まで幼稚園で受ける教育のことである。中国の幼児教育が日本の幼児教育と大きく異なるのは、子供に対して社会的にも勉強的にも家庭的にもまだ小さな頃から大変多くのものを学ばせようとする点にある。幼児教育は未来の教育に非常に重要な作用をするので良好な幼児教育はとても重要である。
こんなに日本と中国の幼児教育は主に3歳から幼稚園生を対象とする小学校教育より前の幼稚園教育だ。数多くの研究者は幼稚園を対象に幼児教育について研究してきた。したがって、日本と中国の幼児教育の対象が同じといえる。
2.2中国の幼児教育の定義
日本の「教育基本法」第二章の第11条における、日本の幼児教育の定義は次のようである。
就学前教育とは、一般に学校教育において小学校教育より前の段階にある教育のことを指して使われている言葉である。幼児を対象とするため幼児教育とも呼ばれる。
それから、日本の「学校教育法」の定めた規則の第80条に従って、幼稚園に入園することのできる者は、満3歳から、小学校就学の始期に達するまでの幼児とする。
日本の幼児教育機関は幼稚園と保育園2つに分けられる。幼稚園は主に3歳か5歳までの子供が行けるところで保育園には0歳から3歳未満までの子供が行けるところだ。0歳から3歳未満までの子供より3歳から5歳までの子供が日本幼児機関の注目を受けている。これがまさに日本の幼児教育が迅速に発展できる原因である。
文部省は1964年から第一回の「幼稚園振興計画」を実施した。その後、文部省は前後第二回と第三回の「幼稚園振興計画」を実施した。日本で幼児教育は主に3~5歳までの子供に対してものである。
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