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    4.2 日本語の「ウチ•ソト」呼称の文化背景    7
    4.3両国の文化背景の対照    7
    5 おわりに    8
    参考文献    10
    謝辞    11
     中日親族呼称における対照研究
    1 はじめに

    1.1研究の動機と目的
     周知のとおり、中日両国のコミュニケーションは長い歴史を持っている。日本の文化は中国の影響を大いに受けたのである。
     しかし、発展するにしたがって両国の社会環境と文化背景が違うようになる。呼称語は系統的、可変的な現象であり、適当な呼称語はコミュニケーションを増進する重要な条件である。日本語を勉強してはじめて、両国の言葉は同じ点がありながら違っている点もあるということが明らかになったのである。呼称語というと、言葉の中で多く使われるのは親族呼称である。親族名称とは、自分を中心に、父のほうと母のほうに分かれることから「ウチ」と「ソト」を呼ばれるのである。親族呼称において中国の親族呼称は日本の親族呼称よりも複雑で名称が多いので、中日の親族呼称は一つ一つ対応するわけにはいかない。1.2研究の意義
     本文は日本と中国の「ウチ」と「ソト」との異同点を対比し、さらにその現象の文化背景を分析することによって、いっそう中日両国の親族呼称をいっそう了解し、日本の社会と文化を理解する。

    2 親族称呼の定義と先行研究

    2.1中日親族呼称の概念
     「親族」とは結婚、血縁、養子関係から生まれ、法律の上でお互いに権力と義務の関係のある社会関係をである。「親族呼称」とは自分と親族関係がある人に対する呼称であるが、中国では、「親族」とは家族と同宗族の人であると思われる。今中国の大部分の若者は「親族」のかわりに「親戚」の言葉を使うことが非常に多い。中国語の「親族」中、「親」は両親、つまり父親、母親で、他の関係は「戚」である。日本の法律上、親族とは配偶者6親等以内の血族および3親等以内の姻族を全て親族という。親族の関係で夫婦間は同等だ、子供が1等の親族となり、他の等級には父と母の親族に分けるそうだ。
    2.2先行研究
     谷泰氏は「日本語における親族名称の構造」という文では日本語の親族名称体系には主に相対の年齢と性差の二つの示差の特徴があると述べた。形態論の成分分析法および歴史の研究を通して親族名称体系について考察したのである。鈴木孝夫は親族間の呼び方を基礎に研究した「ことばと文化」において、日本の親族の対人関係が一番基本となるものは目上と目下という概念であると述べた。
     中国人の胡士雲氏は「漢語親族称謂研究」という文で分類、使用状況、家族制度の方面から、中国の親族名称についてより全面的な分析を作る。また親族称呼は現代中国語と方言の使用の場面を描写した。劉臙脂氏は「親族呼称に関して中日対称研究」で、中日親族呼称において「上と下」「ウチとソト」という意識を明確にした。本文は「上」と「下」、「ウチ」と「ソト」の方面から中日親族呼称の共同点と相違点を明らかにしたい。

    3 中日親族呼称の「ウチ•ソト」の対照

     現在、国際文化交流が進んでいくにつれて、異国の親族呼称を理解し、運用するだけでなく、もっとよく人間関係をスムーズに維持することも重要だと思われる。本章は中日のウチとソト方に関して対照する。両国の父方と母方において共同点と相違点を発見し、両国の特徴を明らかにする。
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