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    1.2  先行研究と本研究の立場

    浜田麻里(2009)は、「多元文化共生」ということばは、草の根活動に携わる人々や自治体によって1990年代から使い始められたと言われているが、最初に明確な定義を行ったのは多元文化共生センター代表の田村太郎氏であるようだ(2009年1月25日京都にほんごRings主催研修会における田村氏の講演より)と述べている。

    多元文化共生センターのミッションステートメント(多文化共生センターひょうご,2007)によれば、1995年に起こった阪神大震災において「地域に暮らすさまざまな文化背景をもつ人が、ことばや制度のちがいなどの理由から基本的人権が保障されない生活を余儀なくされていた」ことが多元文化共生センターを創設するきっかけであったとされている。だとすれば、多元文化共生観念には、文化的にマイノリティである人々の人権が保障されていないことに対する問題意識が含まれていたことになる。 

    今、日本の国際化や日本と各国との交流の発展につれて、言語の教育には大きな変化が生じた。近年の日本語教育研究分野において、「多元文化共生」は最も重要な用語だと思われる。それはその用語から文化な背景が分かるだけではなく、日本語教育の方向が把握`751*文+论]文|网\www.751com.cnされうるからである。

    国際交流基金の2005年「海外日本語教育機関調査论文网」は、世界の日本語学習者の数が約300万人に達したことを明らかにした。嘉数勝美(2009)は「日本語教育についていえば、その対象がもはや海外の学校教育に限られたことではなく、むしろ国内の生活圏にまで急速に広がってきている現実が、誰の目にも明らかになっている」と述べている。 

      確かにこのように、日本の経済が絶え間なく発展するのに従って、アジアでおよび世界で重要な地位を占め、そのために、今のところ日本語を学ぶ人はますます多くなっている。これだけではなく、日本のアニメと漫画の事業の発展により、たくさんの日本のアニメと漫画を心から愛する学生は日本語を選んでいる。

      中崎温子によれば、多文化共生の社会的背景が進展する中で、単なる「言葉の教師」としての役割ではなく、学生にとって、「文化の問題」を客体的に認識することだと言う。教師として、彼らの目標は学生に日本語言語の能力の育成することを重視したが、学生として、どのような日本語の基礎がないなので、よく“語彙、文法”などの能力を掌握することを学びという。だから、文化に無視された。 

    先行研究には、多元文化共生の意、世界での日本語教育の状況、多元文化と日本語の関係などの研究が多いが、本論文は、これより分かるのは、国際化の今日で、世界で日本語を学ぶ人数は、急激に増加していて、多元文化の重要性は日に日にはっきりと示して、「正しく、書く、聞く、話す」という能力の訓練の時、更に言語背後の文化背景を深く理解することは不可欠であろう。日本語教育の新旧標準を参照にすることを通じて、改めて現在の日本語教育の状況を見直して、日本語教育する関係と多元文化の関係を強調して、異文化の重要性を理解して、多元文化共生の日本語教育の観点を出する。 

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