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    要旨日本語学習者にとって、自動詞と他動詞の使い分けは難点の一つである。初級者はもとより、上級学習者すら誤用する場合も多い。そのうち、特に有対自動詞の可能表現に関する誤用が常に見られる。本稿は有対自他動詞を中心に、有対自動詞の無標識可能表現と有対他動詞の有標識可能表現とを比較し、有対自他動詞の可能表現の使い分けを検討してみた。さらに有対自他動詞の可能表現の使用実態の調査を通して、中国語を母語とする日本語学習者の習得状況を究明した。46698

    キーワード:有対自動詞; 有対他動詞; 可能表現; 有標識; 無標識

    摘要对于日语学习者来说,自动词和他动词的区分是难点之一。不仅是初学者,就连高级学习者也经常出现误用的状况。在此之中,关于有对自他动词可能表现的误用特别常见。本论文以有对自他动词为中心,通过有对自动词的无标识可能表现和有对他动词的有标识可能表现的比较,对两者的区分进行了探讨。并以中文为母语的日语学习者为对象,对他们的有对自他动词可能表现的学习状况进行调查了,了解了他们的掌握水平。

    毕业论文关键词:有对自动词; 有对他动词; 可能表现; 有标识; 无标识

    目 次

    第一章  はじめに 1

    1.1研究動機と目的 1

    1.2先行研究と本研究の立場 2

    第二章 有対自他動詞の可能表現 3

    2.1動詞の意志性からみる可能表現 3

    2.2有対自動詞の無標識可能表現 4

    2.3有対他動詞の有標識可能表現 5

    2.4有対自動詞の無標識可能表現と対応する他動詞の有標識可能表現との比較 6

    第三章 有対自他動詞の可能表現に関する中国人日本語学習者の使用実態と問題点 7

    3.1調査概要 7

    3.1.1調査目的 7

    3.1.2調査対象 7

    3.1.3調査方法 7

    3.1.4調査内容 8

    3.2調査結果 8

    3.2.1結果の分析 8

    3.2.2誤用の要因 10

    3.3有対自他動詞の可能表現指導上の留意点 11

    第四章 結びと今後の課題 11

    4.1結び 11

    4.2今後の課題 12

    参考文献 13

    第一章  はじめに  

    1.1研究動機と目的

    日本語における動詞は自動詞と他動詞に大別されている。日本語学習者にとって、自動詞と他動詞の使い分けは難点の一つであり、日本語教育においても重要な問題である。初級者はもとより、上級学習者すら誤用する場合も多い。そのうち、「上がる」「上げる」のような自動詞と他動詞とが対応していると認められる自他動詞はそれぞれ「有対自動詞」と「有対他動詞」と呼ばれている。

    可能表現とは、ある事柄の実現ができるか否かを問題にする表現である。渋谷(1993)は、可能表現を以下のように分類している。

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