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2 成長の路
主に二つの方面から､織田信長と曹操の成長の路を試論する｡二人の出身と成長環境を通じて､われわれは乱世の歴史環境を了解できる｡その歴史環境が両人に対するどんな作用を起こすか｡戦争によって築かれた基礎を通じて､われわれは両人がどんな成功を取るかが分かった｡
2.1二人の出身と成長環境
曹操の父親曹嵩は大宦官曹腾の養子である｡曹嵩は養父の地位を頼リにして官吏になる｡小さい顷から曹操は日日の生活が豊かである｡中国では､自身の出身は宦官に関連するなら､周りの人に軽蔑される｡そして曹操の出身はとても悪 い｡子供の時から彼は｢悪い子｣と呼ばれた｡よく悪いことをやるだけでなく､たくさんの悪いアイデアも出す｡自分の親おじさんに対して､彼は仮病で親おじさんを欺く｡友達に対して､曹操は袁绍などを唆して他人の新婦を盗む｡新婦を盗む時に､袁绍はひどい目にあって､曹操はそばに笑い転げる｡官吏になった後に､月旦評で有名な後漢の人物鑑定家の許子將(許劭)は彼に｢子は治世の能臣､乱世の奸雄｣と評価する｡许劭の評論を聞いて､彼はげらげらと笑い転げて许劭を離れて､一言さえ話さない｡
織田信長が曹操と同じようにユニークな人物である｡織田信長は那古野城(現在の名古屋市中区)(勝幡城説もある)で生誕した｡彼の幼名は吉法師であった｡織田信長は織田信秀の嫡男であった｡母・土田御前が信秀の正室であった｡6歳になる時に､彼は古屋城の城主になった｡子供の時から粗暴であつかいにくい｡菩薩を蹴リ､大臣を罵リなど､何でもやられる｡贵族として彼は服がぼろぼろになっている｡馬に乗る時に､よく彼を保護する人をほったらかした｡自分の領地で､彼はよく騒動を起こして､いろいろな宗教と礼儀を軽視する｡父親の信秀が亡くなった時に､赤い服を着て､腕が現れて､腰に各種の袋を持って､刀を取って､父親の位碑に向って､天に香灰を散らしながら｢死ぬなんて早すぎる……｣と言う｡彼は他人に尾張の大うつけと称されて､彼が喜んでそれを自任していた｡
2.2戦争によって築かれた基礎
黄河北面の大部分の領地を占領する袁绍は曹操の最大の敵である｡袁绍の家族は代代官職につくだけでなく､家族では宰相まで担当する人がいる｡軍事実力と経済実力が一番強い｡実力が強大だから､天下を取る野心がある｡天下统一のために､彼は曹操に向って官渡の戦いを起こす｡当時に､曹操は黄河南面の領土を占領するにもかかわらず､袁绍よリ兵力､物資にははるかに及ばなかった｡雲泥の差で､大部分の部下は袁绍の進攻に対して降伏するのではないかと思った｡その戦争をめぐって論争が絶えない｡結局､曹操は賢明な判断を頼リにして､官渡の戦いをしなければならなくて､最後に必ず敵を打ち負かして戦争の勝利を得ることを信じる｡案の定､たった接戦､曹操の部下は袁绍の先鋒颜良､文丑を殺した｡小さい勝利を取ったにもかかわらず､重大な危機に直面していて､すぐに軍隊の中で食糧危機が起きた｡勝利を得るために､曹操はあらゆる手を尽くして方法を考えた｡最後に騎兵で烏巣を攻めて袁绍の全部の食糧を焼失した｡それに袁绍の内部は暗闘が絶えず､指揮者はミスを犯したなどの原因で､曹操は徹底的に敵を打ち負かして官渡之戦の勝利を得た｡官渡の戦い以後､曹操は追撃しつづいて､袁氏の残党を消して､北方を統一した｡官渡の戦いは更に曹操集団の基礎を固める｡その後､曹操集団は日に日に強くなる｡