次に、特別免許状である。特別免許状は、社会的経験を有する者に、教育職員検定を経て授与される。授与を受けるには、任命又は雇用しようとする者の推薦が必要であり、教科に関する専門的な知識経験又は技能、社会的信望、教員の職務に必要な熱意と識見を有することが求められる。特別免許状の有効期間も10年間である。
最後に、臨時免許状である。臨時免許状は、助教諭、養護助教諭の免許状である。普通免許状を有する者を採用することができない場合に限り、教育職員検定を経て授与される。一般的に、この臨時免許状の有効期間は3年間である。当分の間、相当期間にわたり普通免許状を有する者を採用することができない場合に限り、都道府県が教育委員会規則を定めることにより、有効期間を6年とすることができる。しかし、幼稚園教諭免許状を取得するには、資格審査に合格しなければ、幼稚園教諭になることはできない。